平成17年9月に永利公認会計士・税理士事務所を設立し10年の歳月が流れ、今年は75歳になります。
これまでを振り返れば、大学卒業後、32歳までプライスウォーターハウス会計事務所にて、国際的な会社の監査業務に従事しました。その後父の逝去に伴い、祖父の代からのオーム乳業社長に就任し、64歳まで社長会長を歴任、一方では大牟田市の商工会議所会頭にも就任し、これまで様々な経験を積ませていただきました。また会計事務所開設後も、監査、税務、会社役員、顧問の仕事等に取り組んで参りました。
日本の今後は人口減少、経済も右肩下がりの時代となり、経営環境はますます厳しくなります。経営者はどこに活路を見出したら良いか、日夜呻吟されています。日々、経営者の苦悩がひたひたと伝わってきます。
国際化、情報化、人口減少、少子高齢化が進むなか、企業を取り巻く環境は一段と厳しさを増し、過去の延長線での経営では生き残りが難しくなってきています。そういった中でもいかに経営改善を図り、企業の成長発展を図るか。業種、規模を問わず共通の経営課題となってきています。
そこで、これまでの多岐にわたる経験を基に、経営者・経営幹部・現場(従業員)・専門家の立場をすべて実際に体験してきた私に課された使命として、これからの残された人生のライフワークとして、智慧を活かした「経営改善」の仕事に、誠心誠意取り組んでいきたいと心新たにしています。
今後は経営者、企業のニーズをよりしっかりと受け止め、どう対応したら良いかを柔軟に考えながら、これまで培ってきた様々な分野の専門家、パートナーと連携プレーで、数多くの中小企業における経営改善を実現していきます。また、金融機関や他士業とのさらなる連携により、経営改善の波を広範囲に広げていく計画も立てています。
事務所開設とともにホームページを立ち上げ、早10年になります。これを機会に内容を大幅に改訂し、特にブログをテーマ毎、年月毎に検索できるようにしました。ブログは毎朝引き続き更新し、経営改善の現場におけるリアルな情報・課題・改善策を発信していきたいと思っております。
これからもよろしくお願い申し上げます。
2017年1月吉日
永利公認会計士・税理士事務所 代表 永利新一